東京エレクトロンデバイス、8K製品開発を効率化するプラットフォーム

東京エレクトロンデバイスは2015年11月26日、2種類の8K4K開発プラットフォーム、ならびに各種FPGAメザニンカードの販売を開始した。液晶テレビ/有機ELテレビメーカー、放送機器メーカー、医療機器メーカー、デジタルサイネージ提供会社など、8K関連製品の開発を進める企業がターゲットだという。

8K4K開発プラットフォームには、「TB-KU-060/115-ACDC8K」と「TB-A7-200T-IMG」の2種類がある。拡張コネクタを複数搭載しているため、どちらもFPGAメザニンカードの利用により、開発環境の幅広い構築が可能。8K4K画像処理装置やLSI開発の評価に加えて、高速トランシーバを使用したインタフェースの評価にも活用できる。

TB-KU-060/115-ACDC8Kは、ザイリンクス製の20nm Kintex UltraScale FPGAシリーズのほか、広帯域のデータバッファを実現するDDR4 SDRAM(2400Mbps)を64bit幅で2系統搭載する。他にも、広帯域のデータ入出力を可能にするGTHトランシーバ、様々なインタフェースの組み合わせを可能にするFMCコネクタ7個、ならびに広帯域で伝送距離が必要なシステムに対応するSFP+ソケット4系統を備える。

一方でTB-A7-200T-IMGは、ザイリンクス製のArtix-7 FPGA XC7A200Tを搭載。ビデオ系アプリケーションの評価が即時行える。

FPGAメザニンカードは、HDMI 2.0、DisplayPort1.2、12G SDI、8Lane V-by-One HS LVDSの4種類が用意された。なお8K4K開発プラットフォームは、ザイリンクス提供のリファレンスデザインに対応。8K画像の入出力評価やIPの評価がすぐに行えることで、トータルコストを抑えながら製品の早期市場投入が可能になったという。

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