- 2016-2-2
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- CFRP, NEDO, シーエムシー・リサーチ, セミナー, 新エネルギー・産業技術総合開発機構, 自動車
シーエムシー・リサーチは2016年2月1日、「自動車メーカーに採用されるCFRP~超軽量化技術の開発を目指して~」と題するセミナーを開催すると発表した。
車体軽量化に積極的な自動車メーカーは、強度と軽さを併せ持つ炭素繊維複合材料(CFRP)の採用を推進している。また、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の試算によると、鋼を主構造とする車両の重量が1380kgである一方、CFRPを採用した車両は410kg(約30%)の軽量化が可能になり、22.5%の燃費改善が見込めるという。
こうした背景を踏まえ、セミナーではCFRPの特性や成形加工などを解説するほか、自動車や工業分野での用途事例を紹介するとしている。詳細は以下の通り。
セミナー開催日程およびテーマ
テーマ :「自動車メーカーに採用されるCFRP~超軽量化技術の開発を目指して~」
開催日時:2016年4月18日(月)13:00~16:30 開場 12:30
会 場 :『あすか会議室 神田小川町』4階 401 会議室
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-1-7 日本地所第7ビル
参 加 費:48000円(税込) *資料代含*メルマガ登録者は 43,000円(税込)
申込方法:シーエムシー・リサーチHPから申し込み可能
聴講券、会場地図、請求書は、折り返し送付するとしている。
セミナープログラム
1. 電気自動車に採用された量産車用CFRP、国内外の自動車メーカーの動向
講師 山根 健(山根健オフィス 代表) 13:00~14:40
1.次世代自動車への課題
1)さまざまな規制
2.CO2削減のための技術
1)パワートレイン改良によるCO2削減
2)総合的なCO2削減
3)軽量化によるCO2削減
3.電気自動車の役割と課題
1)BMWにおける電気自動車の開発
2)電気自動車の現状と問題点
4.自動車用材料の転換研究
1)BMWにおける材料開発事例
2)樹脂製車体を用いた市販自動車例
5.量産車体へのCFRP採用の取り組み
1)CFRP採用ロードマップ
2)量産型電気自動車へのCFRP適用設計
3)量産型電気自動車へのCFRP製造プロセス開発
2.自動車用途に要求されるCFRP、および研究開発動向
講師 影山 裕史 金沢工業大学 大学院工学研究科 高信頼性ものづくり専攻 教授(前トヨタ自動車 有機材料技術部 主幹) 14:50~16:30
1.自動車を取り巻く環境の変化
2.自動車におけるCFRPへの期待
1)材料開発の方向
2)CFRPへの期待
3)CFRPとは
4)CFRPの需要
5)他産業のCFRP動向((なぜ、CFRPが使われるのか?)
3.自動車CFRP技術の現状
1)CFRPの歴史
2)脱航空・宇宙用CFRP技術
3)スポーツカーへの展開
4)エコカーへの展開
4.自動車CFRP技術の今後
1)LCA的観点から
2)後工程への影響と対策
3)CFRPから学ぶ次の自動車材料