アンシス・ジャパン、CAEツール「ANSYS」の新バージョンを発表

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アンシス・ジャパンは2016年1月28日、構造、熱流体、電磁界などさまざまな領域を組み合わせてシミュレーションが可能なCAEツール「ANSYS」の新バージョン17.0を発表した。

構造解析では、従来はユーザーが個別にモジュールを導入していたものを、エントリレベルの「Mechanical Pro」、ミドルレンジの「Mechanical Premium」、アドバンスレベルの「Mechanical Enterprise」の3つパッケージから選択できるるようになった。

最上位のパッケージでは、疲労解析や陽解法動解析、機構解析などの構造解析機能や、設計ワークフローを効率化するカスタマイズ機能が追加された。また最新のプロセッサ技術によるハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)ソルバーを採用したことで、シミュレーションの時間を大幅に短縮できるとしている。

また、ECADからのインポート機能を強化したことで、パワーインテグリティ解析やエレクトロニクス冷却解析と構造解析の統合が容易になったという。さらに、SpaceClaim Design Modelerの起動時間を短縮し、大規模モデルの読み込みや保存の高速化も図った。

熱流体解析では、12万9000個の計算コアが90%の効率で動作可能となったことで、実世界におけるより多くの製品や問題を扱えるようになったという。また、ターボ機械の分野で性能と効率を高めるために、メッシングや翼列の相互作用、燃焼現象について新たな技術を採用した。

電磁界解析では、アンテナの設計や実装、3Dコンポ―ネットの暗号化、アンテナ配置とPFIの診断などの機能を追加した。また、過度磁場解析の演算能力と演算速度を向上させたことにより、モータやトランスの設計時に高精度の電磁界解析を実施し、設計を最適化できるとしている。さらにパワーインテグリティ解析やシグナルインテグリティ解析、EMI解析のアルゴリズムを改善し、分散クラスタにおけるキャパシティと処理速度が向上したという。

システム解析では、SimplorerをElectronics Desktopに統合したことにより、次数低減モデル生成や3Dソルバーによる協調シミュレーションの作業効率が向上した。さらにMaxwellや Q3D Extractor、HFSSの詳細コンポーネントモデルとの連携も容易になったという。

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