ルネサス、車載パワートレイン制御向け32ビットマイコンの新製品を発売

ルネサスエレクトロニクスは2016年3月8日、車載パワートレイン制御向け32ビットマイコンの新製品「RH850/E1M-S2」を発売した。

動作周波数を向上させた新開発のCPUを搭載することで、メモリや周辺機能へのアクセスレイテンシを改善し、エンジン制御システムの応用性能を同社比で約30%向上させた。

また、センサ用デジタル通信規格SENTに対応したRSENTを6チャネル搭載し、デジタル化された約50万個のセンサと通信可能だ。さらに、次世代車載LANの通信規格のCAN FDに対応し、従来の最大1Mビット/秒から最大5Mビット/秒まで通信速度が向上した。

車載セキュリティの標準規格であるSHE/EVITA-Lightに対応したハードウェアセキュリティモジュールICU-Sを搭載することで、セキュリティも強化した。

さらに従来製品の「RH850/E1L」、「RH850/E1M-S」とハードウェア、ソフトウェアの互換性を持たせたことで、少ない置き換え工数でRH850/E1M-S2へのアップグレードが可能となっている。

現在はサンプル出荷中で、2017年9月より量産を開始する。価格はサンプル価格が1個1万2000円(税別)となる。

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