ダイヤフラムを捨てて小型化した圧力調整器――オックスフォード大からのスピンアウト企業が開発

英オックスフォード大学からのスピンアウト企業Oxford Flowが開発した新型の圧力調整器に海外で注目が集まっている。同等の流量を扱える従来の圧力調整器と比べて、小型化に成功。重量を10%以上削減し、製造コストも大幅に削減できるという。

一般的な圧力調整器ではダイヤフラムを使用しているため、定期的なメンテナンスや部品交換が必要になる。Oxford Flowは圧力調整器のデザインを見直し、ダイレクト検知型の ピストンアクチュエータに置き換えた。送り孔からのガスの流れを最適化し、動作の正確性・安定性を向上させたとうたっている。

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最大100バールまでの圧力に対応し、気体・液体の圧力調整が可能。当面はガス供給システム向けの圧力調整や、水道の減圧弁、各種用途のコントロールバルブの開発に注力していく方針を示している。

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Oxford Flow
Taking the weight out of pressure regulation

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