連続炭素繊維強化部品を造形可能な次世代3Dプリンターを発売 APPLE TREE

3Dプリンターや3Dスキャナーの企画製造、販売を手がけるAPPLE TREEは2023年12月22日、連続炭素繊維強化部品を造形できる、Markforged製の次世代産業用複合材3Dプリンター「FX10」の販売を開始したと発表した。

FX10は本体サイズ760×640×1200mm。対応素材はOnyx、カーボンファイバーで、最大375×300×300mmの造形ができる。

従来の製品に比べ、強度が高く精度の高い部品をさらに安定して提供することを目的に開発され、プリントヘッドに取り付けられた光学センサーを備えた、新たなモジュラー構造が特徴となっている。これらのセンサーは、部品の寸法精度を検証し、デバイスの状態と性能を評価できる。

造形工程では、樹脂材料で表面を形成した後、カーボンファイバーなどの繊維材料で内部を補強する。これによって、一般的な3Dプリントに比べ、より耐久性の高いパーツを造形できる。

また、幅広い工場の作業現場に対応するため、製品の市場への投入速度を高め、製造や在庫コストを削減し、作業効率を大幅に向上させることが可能になる。

操作は7インチのタッチスクリーン上で行うことができ、プリントの開始から、マシンの状態の確認、手動制御、自動校正作業まで、すべて管理できる。

FX10の購入にあたっては、中小企業、個人事業主向けの税制優遇措置の対象となっており、同社では税制優遇措置の相談にも応じている。

関連情報

連続炭素繊維強化部品を造形可能な次世代産業用複合材3Dプリンター「FX10」の発売を開始しました。

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る