- 2016-9-7
- 制御・IT系, 機械系, 海外ニュース
- Civil Maps, Ford, Nirenberg Neuroscience, SAIPS, Velodyne, 自動車, 自動運転
米Fordは、相乗りや配車サービスなどの商業用途を目的とした自律式完全自動運転車両を2021年までに量産する意向を表明した。
Fordが目指しているのは、米SAE(Society of Automotive Engineering:自動車などの技術標準化機構)の定義するところの自動運転レベル4。高速道路の合流、高速巡行、渋滞時追従、閉域運行など、一定の条件下で自動運転システムが全ての運転操作を行う「高度自動化」とよばれるレベルだ。
Fordは、ハンドルやアクセル/ブレーキなどのペダルのない高度な自動運転車両を量産し、決められた区域内(geo-fenced area)での相乗りや配車といった商業的運輸サービスに使用することを狙っている。
その実現に向けてFordは、Velodyne(LiDARセンサ)、SAIPS(画像認識/学習)、Nirenberg Neuroscience(マシン・ビジョン)およびCivil Maps(3Dマップ)のスタートアップ企業4社へ投資または協業を行うとともに、米カリフォルニア州パロアルトにある同社の研究施設の規模を現在の2倍以上に拡大することも明らかにしている。