1万2000個/分と従来比2倍の搬送速度、NTNが超小型パーツ用のSMDフィーダを開発

NTNは2016年10月24日、超小型パーツを1分間に1万2000個と従来比2倍の速さで整列搬送できる部品供給装置「超小型パーツ用高速直進フィーダ搭載SMDフィーダ」を開発したと発表した。

部品供給装置には、生産性向上のための高速搬送性能が求められている。しかし、スマートフォン・タブレット・ウエアラブル機器の普及に伴い、SMD(表面実装部品)などのパーツの小型化が急速に進む一方で、超小型パーツの高速搬送に必要な高周波の振動を安定して発生させるのは困難という課題があった。

そこで、超小型パーツ用高速直進フィーダ搭載SMDフィーダでは、搬送振動の反動を軽減する新たな振動体構造を採用。これにより、安定した高周波振動を発生させ、超小型パーツの高速整列搬送を可能にした。その結果、各辺が0.2×0.2×0.4mmの立方体サイズのパーツを扱う場合の搬送速度が、従来比2倍の1万2000個/分まで高まった。

さらに、モノドライブ2ウェイフィーダ(MD2フィーダ)技術を採用。1台の直進フィーダで部品を「送り」と「戻し」の2方向に安定搬送できるようにすることで、設置面積を従来と同等に抑えた。

NTNは、超小型パーツ用高速直進フィーダ搭載SMDフィーダの販売を2017年4月から開始するとしている。

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