- 2017-1-26
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- FULL ACTIVE FLEX, ジャパンディスプレイ, 液晶ディスプレイ
ジャパンディスプレイは2017年1月25日、プラスチック基板を用いたスマートフォン向けの5.5型Full-HD液晶ディスプレイ「FULL ACTIVE FLEX」を開発したと発表した。
同製品は、TFTを形成する基板を従来のガラスからプラスチックに変え、超薄型化構造を実現している。その柔軟性を活かして、曲面形状を形成することもでき、自由度の高いデザインが可能となる。落下衝撃による基板の割れも防止する。
また、同社が開発してきた低周波駆動技術を用いることで、通常の60Hz駆動のほか15Hzまでの低周波駆動にも対応し、消費電力の低減をサポートする。
画素数は1080(横)×RGB ×1920(縦)で、精細度は401ppi。LCD駆動周波数は60Hz/30Hz/15Hzの切り替えが可能だ。液晶モードは光配向IPS(IPS-NEO)、画面輝度500cd/m2(Typ.)、コントラスト比1500:1(Typ.)となっている。
同社では、同製品の2018年の量産開始を目指すとともに、この技術を新たなプラットフォーム技術の1つと位置づけ、スマートフォンだけでなくノートPCや車載製品などへの展開を検討するとしている。