JFEスチールは2017年4月17日、新たに開発した5%アルミ-亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板「エコガルNeo」の生産を開始したと発表した。従来品より表面外観を向上させている。
JFEグループでは、従来より、建材/電機等の用途に向け、耐食性や加工性に優れ、外観が美麗な5%アルミ-亜鉛系高耐食溶融めっき鋼板「エコガル」の生産と販売を行ってきた。
近年、高耐食溶融亜鉛めっき鋼板の用途の多様化/拡大に伴い、エコガルの表面外観をさらに平滑化/美麗化することが求められるようになった。そのためJFEスチールでは、自動車用鋼板製造で培った技術を応用し、エコガルの特長である溶融亜鉛めっき(GI)同等の溶接性/加工性を維持しながら、表面外観を向上させたエコガルNeoを開発した。
後処理は、無処理もしくはクロメートフリー(六価クロムを含まない)処理で、また強度も490MPa級のハイテン材(高張力鋼板)まで製造が可能。これにより、電機/建材/自動車向けに、幅広く適用できるラインアップとなった。
同製品の製造についてはJFEスチールが行い、JFEスチールおよびJFE鋼板が販売する。