ホンダは2017年4月18日、新設計の水冷/4ストローク/直列2気筒250ccエンジンを搭載した軽二輪のスーパースポーツモデル「CBR250RR」を発売すると発表した。発売は5月12日だ。
CBR250RRは250ccクラスのスーパースポーツモデルとして、パワーユニット、車体、スタイリングデザインのすべてを新たに設計した。
パワーユニットは、低中回転域での力強さと高回転までシャープに吹け上がる特性を両立させる新設計の水冷/4ストローク/直列2気筒250ccエンジンを搭載。ショートストローク化による高回転時の耐久性と静粛性を両立させるために、クランクシャフトやコンロッド、バランサーシャフトの軸受にはメタルベアリングを採用し、さらにカムチェーン張力を安定させるダブルピボットテンショナーを採用した。
また、ダウンドラフト式吸気レイアウトで車体前方から効率良く燃焼室に吸入空気を導入するとともに、大径の吸気/排気バルブとスロットルボアを採用することで高出力化。同時に、低中回転域に配慮したバルブタイミングを設定することで、低中回転域の力強さと高回転域の高出力を両立させている。
最高出力は28kW、最大トルクが23Nm、圧縮比は11.5、燃料消費率は26.7km/L(WMTCモード値、クラス3-2、1名乗車時)となっている。
その他、スロットルグリップの開度を電気信号を介して伝達する「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を250ccクラスで初めて採用、車体には、新設計の鋼管トラス構造フレームを採用し剛性としなやかさを両立した。