トヨタ、V型6気筒3.5Lツインターボエンジンを搭載したLEXUSフラッグシップセダン新型「LS」を発売

トヨタ自動車は2017年10月19日、LEXUSからフラッグシップセダンの新型「LS」を発売したと発表した。新型LSにはLEXUS初となるV型6気筒3.5Lツインターボエンジンや、独自の機構「V型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステム」を搭載している。

新型LSは 1989年に発売された初代モデルから5代目となる。動力となる新開発のV型6気筒3.5Lツインターボエンジンは、高い出力と優れた環境性能の両立が特長だ。吸気効率の向上や燃焼室内の気流強化により高速燃焼を実現したほか、高効率ツインターボチャージャーとの組み合わせにより高い出力と燃費性能を誇る。さらに10速オートマチックトランスミッションの「Direct-Shift 10AT」との組み合わせで、リズミカルな変速やドライバーの操作から最適なギヤを選択する制御により、アクセル操作に即応する走りを提供する。

新型LS に搭載のV型6気筒3.5Lマルチステージハイブリッドシステムは、LEXUS「LC500h」で新開発した、LEXUSのハイブリッドシステムに有段ギヤを組み合わせた独自の機構だ。高回転化したV型6気筒3.5Lエンジンと走行用モーター両方の出力を制御することで、低速から力強い駆動力を生み出す。さらにシステム効率の高い動作点を選択し、EV走行領域も拡大することで、燃費性能に優れたクルージング走行ができる。10段変速制御により、さまざまな走行シーンでドライバーの意図に沿ったエンジン回転数の変化や、応答性のよいモーターアシストを実現する。

安全性能面では、予防安全パッケージ「Lexus Safety System + A」を装備。歩行者注意喚起やアクティブ操舵回避支援をする「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱の危機を知らせる「レーンディパーチャーアラート」、あらかじめ設定した速度内で適切な車間距離を保ちながら追従走行する「レーダークルーズコントロール」など、「Lexus Safety System +」の性能を向上させるとともに、先進の予防安全技術や高度運転支援技術「Lexus CoDrive」を新たにパッケージ化した。

「GA-Lプラットフォーム」により、低く構えたスタイリングで、これまでの4ドアセダンとは一線を画すクーペシルエットを創出するため、6ライトキャビンデザインを採用した。ボディカラーには、「マンガンラスター」「ソニックアゲート」の2色を新たに開発し、全13色とした。新型LSの価格は980~1680万円(税込)で、全国のLEXUS店を通じて販売する。

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