車載用超小型LDOレギュレーター「S-19251シリーズ」発売 エイブリック

エイブリックは2018年2月5日、車載用超小型150mA LDOレギュレーター「S-19251シリーズ」を発売したと発表した。

LDOレギュレーターは出力電圧を一定に保つよう制御するICだ。今回発売する同シリーズは、5.5V入力、1.0~3.5V出力、消費電流20μA、105℃動作、150mA出力電流の車載用LDOレギュレーターで、同社によると最小パッケージ「HSNT-4(0808)B」のサイズ(0.8×0.8×0.41mm)は世界最小となる。

近年自動車の多機能化や電装化によってモジュールの搭載部品点数が増え、搭載部品の小型化への要求が高まっている。従来LDOレギュレーターにおける小型化と品質確保の両立は困難であったが、同社のパッケージ小型化技術により小型化と車載品質確保を両立させたという。

アクセサリ、カーナビ、カーオーディオ向けのHSNT-4(0808)Bおよび「HSNT-4(1010)B」パッケージはアウターリードタイプのために実装が容易で、実装強度が高く、実装後の自動外観検査にも対応している。また、HSNT-4(1010)Bは一般的に用いられているノンリードタイプの小型パッケージ4ピンDFNとランドパターンを同じにすることができる。その他にメータやボディ、ヘッドラップなど向けのパッケージ「SOT-23-5」がラインナップされている。

S-19251シリーズは、三温度テストを実施済でさらに車載電子部品評議会(AEC)による各種信頼性、品質評価試験の「AEC-Q100」にも対応する予定だ。また、同社が培った回路技術により20μAの低消費電流と、リップル除去率75dBの高いノイズ特性を持つ。

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