日本電産は2018年4月19日、トラクションモーター、ギヤボックスとインバーターを含めたトラクションモーターシステム「E-Axle」を開発し、それらを一体化した製品を新規に開発したと発表した。2019年に同製品の量産を中国で開始し、その後はグローバル展開を予定しているという。
同製品は、2017年9月に発表したインバーター別体式のトラクションモーターシステムを統合し、最大出力を150kW、最大システム出力トルクを3900Nmまで向上させたもの。一体型デザインを採用することによってコンポーネント間の外部配線を省略し、トラクションモーターシステムの小型化/軽量化を実現、車輌レイアウトの柔軟性を高めた。
出力や出力トルクを向上させながらも重量は83kgと軽量で、オプションのクラッチ機構によりAWDシステムやPHEVシステムにも適用できるため、小型車からSUVまで幅広く搭載できるという。