- 2018-5-25
- 機械系, 製品ニュース
- SKYACTIV-D 2.2, SKYACTIV-G 2.0, SKYACTIV-G 2.5, アテンザ, マツダ
マツダは2018年5月24日、同社のフラッグシップモデル「アテンザ」をセダンタイプとワゴンタイプともに大幅改良し、6月21日に発売することを発表した。進化したエンジン3機種「SKYACTIV-G 2.0」「SKYACTIV-G 2.5」「SKYACTIV-D 2.2」を搭載する。
SKYACTIV-G 2.0とSKYACTIV-G 2.5は、高圧縮比13.0の高効率直噴ガソリンエンジン。SKYACTIV-G 2.0は、新たなピストン形状の採用などによってさらなる効率化を図り、中低速トルクの力強さを高めた。最高出力は115kW/6000rpmで、最大トルクは199N・m/4000rpm。SKYACTIV-G 2.5には定常走行時などに4気筒のうち2つの気筒を休止させる「気筒休止技術」を採用し、実用燃費の向上を図っている。最高出力は140kW/6000rpm、最大トルクは252N・m/4000rpmとなっている。
クリーンディーゼルエンジンのSKYACTIV-D 2.2は、自由度の高い多段燃料噴射によって燃料を効率的に燃焼できる超高応答マルチホールピエゾインジェクターや、低回転域と高回転域で特性を変化できる可変ジオメトリーターボチャージャーなどの採用により、出力を従来の129kWから140kWへ、トルクを420N・mから450N・mへとそれぞれ向上させた。
操縦安定性については、次世代の車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ-ビークルアーキテクチャー)」の一部要素を採用。前後サスペンションシステムの構造を一新し、それに合わせた新開発タイヤを採用した。また、ボディには環状構造のつながりをよくするため効率的な補強を施し、剛性を高めた。
安全領域では、マツダの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」として、「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」に、停車状態からでも追従走行を可能にする全車速対応の追従機能を付加した。また、夜間における歩行者認識精度が向上した「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート(アドバンストSCBS)」なども新たに採用している。
希望小売価格はガソリンエンジン搭載モデルが282万9600円~354万2400円、ディーゼルエンジン搭載モデルが324万円~419万400円(いずれも税込)で、同日より全国のマツダ販売店を通じて予約を開始した。