メルセデス・ベンツ日本、新型Sクラスクーペ/カブリオレを発表——新型V8直噴ツインターボエンジンなど搭載

4.0ℓ V型8気筒直噴ツインターボエンジン

メルセデス・ベンツ日本は2018年6月20日、メルセデス・ベンツ新型「Sクラスクーペ」および新型「Sクラスカブリオレ」を発表、同日から販売を開始した。気筒休止機能を備えて環境にも配慮した新型V8直噴ツインターボエンジンの搭載や、トルク可変型四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」の導入など、パワートレインを刷新している。

今回発表されたのは、新型Sクラスクーペとして、「S 450 4MATIC クーぺ」、「S 560 クーペ」、「S 560 4MATIC クーペ」、「メルセデスAMG S 63 4MATIC+ クーペ」、「メルセデスAMG S 65 クーペ」の5モデル、新型Sクラスカブリオレとして、「S 560 カブリオレ」、「メルセデスAMG S 63 4MATIC+ カブリオレ」、「メルセデスAMG S 65 カブリオレ」の3モデルで、計8モデル。

これらのうち、ハイパフォーマンス志向の「メルセデスAMG」に位置付けられる「メルセデスAMG S 63 4MATIC+」クーペおよびカブリオレには、新型4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載した。

このエンジンは、部分負荷での走行時に4つの気筒が休止して燃料消費を抑える「AMGシリンダーマネジメント」を採用。また、2つのターボチャージャーをVバンク内側に配置するレイアウトを採用してコンパクトなサイズと最適なエアフローを実現した。またツインスクロールターボとすることで、低回転からの出力を向上させるとともに、ターボラグを低減している。その他、砂型鋳造されるクローズドデッキのアルミクランクケースや鍛造アルミ製ピストンの採用などにより、最高出力450kW(612PS)、最大トルク900N・m(91.8kgf・m)を実現している。

さらにこれらのモデルは、トルク可変型四輪駆動システム「AMG 4MATIC+」が装備されている。AMG 4MATIC+は、電子制御カップリングが前後トルクを50:50〜0:100でシームレスに配分し、エンジンのパワーを最適に前後配分することにより、どんな路面状況でも優れたトラクションを発揮できる。

一方、最上位となる「メルセデスAMG S 65」クーペおよびカブリオレには、6.0リッターV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。燃費を高めながら、463kW(630PS)の最高出力と1000N・m(102.0kgf・m)の最大トルクを実現している。

「S 560」のクーペおよび カブリオレには、最高出力345kW(469PS)、最大トルク700N・m(71.4kgf・m)の4.0リッターV型8気筒直噴ツインターボエンジンを搭載。S 450 4MATIC クーぺには、最高出力270kW(367PS)、最大トルク500N・m(51.0kgf・m)の3.0リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジンを搭載している。

またこれら新型「Sクラスクーペ/カブリオレ」は、Sクラスセダンに採用された「インテリジェントドライブ」機能を搭載しており、先行車との車間距離を維持したり、緊急時のステアリング操作をアシストするなどの機能が提供される。その他、情報通信により様々なサービスを提供するテレマティクスサービスの「Mercedes me connect」も搭載。リアコンビネーションランプには薄い有機物の層をガラスプレートに印刷した有機ELパネルを使用している。

価格は、1508万円(S 450 4MATIC クーぺ:税込)〜3470万円(メルセデスAMG S 65 カブリオレ:税込)となっている。

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