カワサキモータースジャパンは2018年6月28日、モトクロス競技用モデル「KXシリーズ」の2019年モデル7機種を発売すると発表した。発売日は「KX65」「KX85」「KX85-II」「KX100」「KLX110L」「KX250」が2018年8月1日、「KX450」が2018年9月1日となる。
フルモデルチェンジを行ったKX450には新設計の449cm3水冷4ストローク単気筒エンジンを搭載。フィンガーフォロワーロッカーアームの追加や、吸気ラインのダウンドラフト化により、出力向上を実現した。また素早い再始動が可能となるセルフスターターや、安定した操作感を可能にする油圧クラッチなども新たに採用し、レースでの戦闘力を高めた。
スリムなアルミニウム製ペリメターフレームにより、全体の剛性バランスを向上させつつ、吸排気システムを含むエンジン部を約0.93kg、車体部を約0.85kg軽量化した。サスペンションには、高性能φ49mm倒立コイルスプリングフロントフォークを採用。カワサキのファクトリーマシンと同サイズの大径インナーチューブを採用することにより、大径ダンピングピストンの使用が可能となり、滑らかな動きと確実な減衰特性を実現した。そのほかリンク比の見直しにより、リヤのトラクションを向上させるなどの改良を加えている。
KX250は、カラー&グラフィックとモデル名称を変更。KX65、KX85、KX85-II、KX100、KLX110Lはカラー&グラフィックのみの変更となっている。
価格はKX450が99万3600円、KX65が30万4560円、KX85が36万9360円、KX85-IIが38万160円、KX100が40万1760円、KLX110Lが26万6760円、KX250が77万2200円(いずれも税込)となる。なお、KXシリーズ各モデルはモトクロス競技用で、公道や一般交通の用に供する場所では走行できない。