- 2018-7-2
- 機械系, 製品ニュース
- FFF方式, FUNMAT, FUNMAT HT, FUNMAT PRO HT, INTAMSYS, PEEK, PPSU, ULTEM, エンプラ, スーパーエンジニアリングプラスチック, スーパーエンプラ, フュージョンテクノロジー, 熱溶融積層, 産業用3Dプリンター
フュージョンテクノロジーは2018年6月20日、中国のINTAMSYSと提携し、スーパーエンジニアリングプラスチック(スーパーエンプラ)を使用できる産業用3Dプリンター「FUNMAT」シリーズを発売したと発表した。
FUNMATシリーズは、汎用プラスチックに比べ、耐熱性に優れ、機械的強度が高いものの加工が難しいスーパーエンプラの使用を前提とした、FFF方式(熱溶融積層)の3Dプリンターだ。スーパーエンプラの安定した造形はもちろん、今まで難しかった大型エンプラも安定して造形できる。
発売は、「FUNMAT HT」と「FUNMAT PRO HT」の2機種で、どちらも160℃を超える高耐熱型ビルドプレート、最高450℃まで設定可能なスーパーエンプラ用高温ノズルを搭載。ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド(PEI)である「ULTEM」、ポリフェニルスルホン(PPSU)はもちろん、通常のエンプラも使用可能だ。
なお、FUNMAT HTの造形エリアは260×260×260mm、積層ピッチは50~300μmで、プリントエリア内部の温度は90℃に調節できる。
FUNMAT PRO HTは、450×450×600mmの巨大なプリントエリアを持ち、積層ピッチは50~500μmで、プリントエリア内部の温度は120℃に調節可能だ。
フュージョンテクノロジーは、今回の提携にあたり、FUNMATシリーズの日本国内総代理店として販売/保守を行う。