- 2018-8-29
- 製品ニュース, 電気・電子系
- DOWAエレクトロニクス, 光センサ, 近赤外LEDチップ
DOWAエレクトロニクスは2018年8月27日、中心波長1300nm帯での出力が6.8mWとなる近赤外LEDチップを開発したと発表した。同社の従来品と比べて3.5倍の出力となり、サンプル提供も開始している。
同チップは、高出力化と小型化を両立できるように設計。センサ用途を見据え、上面方向への光出力を大幅に強化した。
小型・省電力・長寿命といった特徴があることから、LEDはさまざまな光センサに用いられている。中でも波長帯800~2000nmの近赤外光は生体への透過性が高く、農作物や食品の分析、医療・ヘルスケアといった分野に応用できると期待されている。例えば、採血の要らない血糖値の測定器機を開発できる可能性もあるという。
同社は今後、中心波長1450nm帯、1650nm帯の近赤外LEDチップにも今回開発したチップの技術を展開していく計画を示している。