2017年比で19.1%の増加予測――富士経済、汎用/スーパーエンプラと機能性樹脂市場の調査結果を発表

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富士経済は2019年1月10日、自動車分野、スマートフォン/LEDに代表されるエレクトロニクス分野の需要増加が予想されるエンプラ関連市場を調査し、その結果を「2019年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略」にまとめたと発表した。

同調査では、汎用エンプラ8品目、スーパーエンプラ21品目、機能性樹脂8品目の計37品目の市場を調査/分析し、地域別に分野/用途別動向を明らかにして将来を展望。2022年における汎用/スーパーエンプラ、機能性樹脂世界市場は1515万トンの見込みで、2017年比で19.1%増を予測している。

汎用エンプラは中国や東南アジア、インドを中心に市場が拡大していると説明。中国ではさまざまな工業製品の生産において世界最大であることや、各種インフラの整備が途上段階であることを汎用エンプラ需要増加の要因として挙げている。他方、東南アジアやインドについては、経済成長や人口増加による家電や自動車の現地生産化を需要増加の要因としている。今後も中国や東南アジア、インドが市場をけん引し、自動車やエレクトロニクスを中心にインフラ、産業機器、医療などの幅広い用途で需要増加が期待され市場拡大が予想できるという。

スーパーエンプラは、汎用エンプラと比較して耐熱性や機械的強度、耐摩耗性などが優れているという特性を活かし、自動車、エレクトロニクスから航空宇宙まで用途の幅が広がっていることを指摘。今後は、自動車の軽量化/電装化による需要増や、電気/電子部品向けがけん引する形で市場が拡大すると見ている。また、HV/EV専用部品でも需要が増加し、市場の拡大に寄与すると予想している。特にSPS(シンジオタクチックポリスチレン)は、次世代高速通信「5G」の整備や自動車のADAS対応の進展により市場拡大が期待でき、2022年には2017年比で147.3%となる2万6800トンを予測している。

機能性樹脂は、耐熱ABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合樹脂)とPMMA(ポリメタクリル酸メチル)が市場の大半を占めているといい、耐熱ABSについては主要用途である自動車の生産台数が伸びていることから、需要が増加していると説明。今後は、自動車生産台数の増減と連動して安定した成長が予想できるという。PMMAは、サイネージやLED照明の需要増加に合わせて伸びているといい、今後は自動車や建築材料などの用途で需要が増加すると見ている。

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