空飛ぶ車の実現をにらむ、垂直離陸機向け新型プロペラ――外周と内周のピッチの独立制御で効率約3割増

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エンジン式の「空飛ぶ車」の開発を目指す有志グループ、P.P.K.P.パーソナルプレーン開発プロジェクト(以下、P.P.K.P.)は2019年4月28日、外周側と内周側のピッチを独立制御できる新型プロペラを開発したと発表した。従来型に比べ、プロペラ効率を約3割高めることができるという。

P.P.K.P.が開発したのは、チルトローター、チルトウイング、テールシッター機などの垂直離陸機(VTOL機)向けのプロペラだ。VTOLは今後のドローンや空飛ぶ車で有効な方式と考えられている。

このプロペラでは、外周側と内周側のピッチを独立して制御できる。模擬的にプロペラのねじりを変更できるため、離陸やホバリングの低速時から、水平飛行など高速時まで、幅広い速度域においてプロペラ効率は良好となる。最大で3割程度の効率の向上が期待できるという。

P.P.K.P.によると、このような機構の開発は転換式航空機のプロペラとしては世界初だという。これを用いることで、垂直離陸機の速度向上のほか、人や荷物を多く積むことが可能になる。P.P.K.P.は今後、開発技術を利用した高性能垂直離陸機の開発を進めていくとしている。

完成機イメージ

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