液晶潤滑剤を封入した「液晶潤滑リニアウェイ」を発売――潤滑性能が大幅に向上 日本トムソン

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日本トムソンは2019年11月8日、低発塵性、低蒸発性、低アウトガス特性を有し、潤滑性能を大幅に向上する液晶潤滑剤を封入した「液晶潤滑リニアウェイ」を発売したと発表した。グリースとは全く異なる構造を持つ潤滑剤の使用により、特殊環境下におけるリニアウェイの性能向上を図り、組み込み機械の信頼性向上に貢献する。

液晶潤滑剤は、基油と増ちょう剤で構成されるグリースとは異なり、液晶化合物のみで構成され、その集合体同士が潤滑状態を形成する潤滑剤だ。

従来のグリースの基油はバラバラの分子で潤滑し、金属表面への密着性や蒸発性に難があるが、液晶潤滑剤は分子の集合体を形成するので、金属表面への密着性が向上し、蒸発も極限まで抑えることができる。液晶潤滑リニアウェイに使用する液晶潤滑剤は、転がり接触状態の高面圧下でも優れた潤滑機能を発揮する。

具体的には、常温大気中ではフッ素系グリースの40倍を超える長期耐久性を示す。また、高温大気中では各種グリースに対して2~6倍の耐久性を示す。発塵量はリチウム石けん基グリースの1/10未満、高真空環境におけるアウトガスは高音域でも優れた特性を示す。さらに、100℃の条件下でも重量減少はゼロで、蒸発による損失がない。転がり抵抗についても、フッ素系やリチウム石けん基グリースと比較して低い値を示している。

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