「空飛ぶクルマ」の乗員用座席を共同開発、性能確認試験を実施――「ミズノウエーブ」技術採用の衝撃緩衝装置を内蔵

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ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン(JSSJ)、ミズノ、CARTIVATOR、SkyDriveは2020年4月7日、開発が進められている「空飛ぶクルマ」の乗員用座席を共同開発し、性能確認試験を実施したと発表した。

4社はミズノ独自の波形プレート「ミズノウエーブ」の技術を用いた衝撃緩衝装置を内蔵した乗員用座席プロトタイプを作製し、2020年3月3日に性能確認試験をJSSJの愛知川製造所で行った。自動車のシートベルトやエアバッグ向けに衝突状態をシミュレートできるSLED試験機が用いられている。

試験を行った結果、ミズノウエーブが設計通りの性能を発揮したことが確認できたほか、一般的な航空機用の座席と比較して乗員の腰椎の負担(荷重レベル)を低減できる可能性があるということも判明した。

4社が開発を進めている乗員用座席は、ウエーブプレートの形状を調整することにより、求める構造特性を衝撃緩衝装置部分に与えることが可能となっている。また、クッション性と安定性を両立できるため、一般的な衝撃緩衝装置付きの座席に必要な構成要素の一部を省略することができ、軽量化が図りやすいという特長を有する。

<左>開発中のシート,<右上>ミズノウエーブの技術を応用した緩衝装置,<右下>ミズノウエーブ(ミズノ独自の波形プレート。縦方向の衝撃を吸収し,横方向のズレには安定性を発揮することで,シューズに求められるクッション性と安定性を両立させている)

空飛ぶクルマは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」と呼ばれ,電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸を特徴とする次世代モビリティである。CARTIVATORとSkyDriveが開発を進めているもので、経済産業省および国土交通省によりロードマップが制定されており、2023年の事業開始、2030年の本格普及を目指す。

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