弾性率390GPaの高弾性率炭素繊維、軽量/複雑な形状で高剛性の部品が製造可能に 東レ

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東レは2020年5月21日、産業用に広く用いることができる新規の高弾性率炭素繊維と、その炭素繊維を使用した射出成形加工に最適な樹脂ペレットを創出したと発表した。このペレットを用いれば、効率的に高剛性の部品を軽量/複雑な形状で製造できるという。

高弾性率の炭素繊維は、直径が約5ミクロンと細く生産性が制約されることからコスト面に課題があった。しかし、新しい高弾性率炭素繊維は直径7ミクロンの繊維1本の内部構造を均一に制御しているため、コストパフォーマンスに優れている。その弾性率は、産業用トレカTシリーズの標準的な弾性率230GPaを約70%向上させた390GPaとなっている。

この炭素繊維を使用した射出成形用樹脂ペレットであるトレカペレットは、これまでの高弾性率タイプと比較し、長く成形後の炭素繊維を維持する効果も得られる。弾性率は軽量でありながら、軽量合金の代表であるマグネシウム合金の45GPa、比重1.8に匹敵する41GPa、比重1.4となっている。

新規トレカペレットを使用すると、射出成形により軽量で複雑な形状の部品を生産性よく得られ、成形部品の軽量化に貢献できる。

自動車部品用途や一般産業用途など幅広く産業用途に展開していく予定で、今後は研究、技術開発を進め、3年以内の製品化を目指す。

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