フォード、1400馬力のドラッグレース用EVを公開――0-400mを8秒以内で駆け抜ける

米フォードのレーシング部門であるフォード・パフォーマンスは2020年4月23日、最高出力1400馬力のフルEVドラッグレーサー「マスタングコブラジェット(Mustang Cobra Jet)1400」のプロトタイプを公開した。スタートから1/4マイル(約402m)を8秒以内で駆け抜けるパフォーマンスを持つ。

コブラジェット1400の名前は、1960年代後半にドラッグレースを席捲し、今でも人気の高い「コブラジェット」に由来する。瞬時最大トルクは1100ft・lbs(約1491Nm)で、最高時速は170マイル(約274km)を超えるにも関わらず、EV特有の静けさを持つ。フォード初のフルEV「マスタングマッハE SUV」に次ぐ車種だが、量産仕様のマッハEとは異なり、コブラジェット1400は今回限りのワンオフ製作だ。

「フォードは常にモータースポーツを通じてイノベーションを実証してきた。電動パワートレインは、これまでとは全く違った性能をもたらす。フルEVのコブラジェット1400は、新しい技術を絶対的な限界まで推し進める1つの例だ」と、グローバルディレクターのDave Pericak氏は語る。世界デビューは、2020年後半のレーシングイベントになる予定だ。アスファルトの上で何が起こるのか、その時、はっきり目にすることができるだろう。

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FORD PERFORMANCE INTRODUCES ALL-ELECTRIC MUSTANG COBRA JET 1400, FORD’S FIRST FACTORY FULLY ELECTRIC DRAGSTER PROTOTYPE

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