- 2020-6-10
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- 5G, CBRS, CSfC Component’s List, DualDAR, Dynamic AMOLED 2.0ディスプレイ, Galaxy S20 Tactical Edition, Galaxy S9 Tactical Edition, NSA, OctaCoreプロセッサ, Samsung Knox, Wi-Fi 6, Wireless PowerShare機能, サムスン, プライベートSIM, 軍用スマートフォン
サムスンは軍用スマートフォンの「Galaxy S20 Tactical Edition」を発表した。前モデル「Galaxy S9 Tactical Edition」の後継機という位置づけで、戦術作戦で特殊部隊によって使用されている真の軍用モデルだ。
Galaxy S20 Tactical Editionは、64ビットのOctaCoreプロセッサを搭載、ベースモデルであるS20 5Gの機能に加えてカスタマイズされたソフトウェアを搭載、戦術無線機やミッションクリティカルなデバイスに簡単に接続できる。ドライバーは、戦術無線、ドローンフィード、レーザー距離計、外部GPSなどをサポート、ケースやコネクタは堅牢仕様で、幅広い戦術キット構成に対応する。複数のキャリアネットワークと、プライベートSIM、5G、CBRSをサポートし、Wi-Fi 6にも対応している。
バッテリー容量は前モデルよりも30%大きく、急速充電にも対応。新たに採用されたWireless PowerShare機能により、無線給電でチームメンバーとバッテリーを分け合うことができる。
さまざまな運用環境での情報の迅速な取得、共有、分析が可能だ。ナイトビジョンモード、ステルスモード、ロック画面の自動回転など、必要とする情報にすばやくアクセスできる。プログレードの64MPカメラを用いて、低照度でもフラッシュを使用せず、自分の居場所を明らかにすることなく、高解像度の画像や8Kビデオを撮影し、共有することができる。また、リフレッシュレートが120Hzへと高まったDynamic AMOLED 2.0ディスプレイにより、地図、情報、ミッションデータをこれまでになく詳細に表示および分析できる。
機密通信が可能で、NSAのCSfC Component’s Listをはじめとしたさまざまな認定を得ている。同社の防衛グレードのセキュリティプラットフォーム「Samsung Knox」を搭載。また、2層の暗号化をしており、デバイスの電源がオフになっている場合や認証されていない状態でも、「DualDAR」によってデバイス上に極秘データを暗号化して保存できる。