「巧み」の動きを可視化する6軸力覚センサーを開発――熟練作業をロボットで置き換え 新東工業

新東工業は2020年5月29日、繊細な手指の感覚による“巧み”の動きを可視化する歪ゲージ式6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」の生産を開始したと発表した。

ZYXerは、耐モーメントが他社製品と比較して2倍になっており、ロボットアームを高速で動かすことが可能。生産数量の増加やサイクルタイムの削減に寄与する。

また、力の検出能力も他社製品と比較して10倍となっており、繊細な力の検出により製品の品質不良とともにロボットハンドや付帯装置の破損を防ぐことができる。

腕の力による押し付けが必要な研磨作業、指先の感覚を用いて部品をはめ合わせる組み付け作業、均一の力で貼り合わせたり塗布したりする作業など、これまで自動化が困難であった熟練作業をロボットに置き換えることが可能となる。

同社は今後、ZYXerを搭載した各種ロボットのアプリケーションを新たに開発して市場への投入を図る。

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