NOKIA、5G対応ベースステーション向け液冷システム技術を開発――高効率化でカーボンニュートラルを目指す

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フィンランドのNOKIAは、2020年6月3日、同社の5G対応「AirScale Base Station」向けに液冷システム技術を開発したと発表した。

フィンランドの携帯電話会社Elisaと協力し、AirScale Base Stationを用いたヘルシンキの基地局で冷却システムを装備したところ、電力消費量を30%削減できたという。また、基地局での消費エネルギーの約90%は廃熱に変換されるが、この廃熱を再利用することで、CO2排出量を約80%削減できたとしている。この冷却システムは液冷式であることから、装置は静音性に優れており、メンテナンスも不要。さらに、サイズも標準的な空調設備の半分で、重さも30%軽量だという。5G基地局では、通常の4G基地局の2倍以上の電力を消費することから今回の実証例は携帯業界において革新的な技術となりそうだ。

今回、開発実証された液冷システムは、持続可能性に取り組むNOKIAの長年に渡る取り組みの1つだという。2019年に同社はCO2ゼロエミッション製品を世界中で150を超える顧客に提供し、さらに2030年までにNOKIAの事業全体でCO2排出量41%削減を目指している。

NOKIAのモバイルネットワークプレジデントのTommi Uitto氏は「これまでに当社はElisaの2G、3G、4G基地局に液冷システムを導入してきていますが、今回は商用ベースで液冷式5G基地局にも対応しました。この革新的なソリューションは、大幅なコスト削減を達成すると同時に、より環境に配慮した取り組みをしようとする事業者をサポートします」と述べている。

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