米Lucid Motors、1回の充電で800km以上走行できるEVを開発

Lucid Motorsは2020年8月11日、現在開発中のフルEVセダン「Lucid Air」について、1回の充電による航続距離がEPA基準推定値で517マイル(約832km)を達成したと発表した。これまでのEVの中で最長距離だとしている。

「この並外れた効率は、社内技術を通じて達成されたもので、真のEV技術企業としての基準であることは間違いない」と、同社CEOのPeter Rawlinson氏は語る。

Lucid Airは、ドライブトレインの自社開発から始まり、モーター、トランスミッション、インバータの小型集積化と、900Vアーキテクチャとの組み合わせにより、比類のないコンパクト性と効率を実現している。バッテリーパックには、フォーミュラEレースにも使われているAtievaの技術が生かされている。その結果、他にはない安全性、性能、エネルギー密度を提供するとしている。最高速度は200mph(約322km/h)以上で、停止状態から60mph(約97km/h)までの加速にかかる時間は2.5秒以下だ。

なおLucid Airは、2020年9月9日にオンラインイベントで公開された。現在、1000ドル(約10万5000円)のデポジットで予約を受け付けている。アメリカ、カナダ、一部のヨーロッパおよび中東の国が対象だが、対象地域外でもウエイティングリストに登録できる。

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Lucid Motors Unveils Lucid Air, the World’s Most Powerful and Efficient Luxury Electric Sedan

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