フォードの電動レーシングカー「Mustang Cobra Jet 1400」、0-400mは8秒台

Ford Motor Companyは2020年9月3日、EVドラッグスター(ドラッグレース専用レーシングカー)「Mustang Cobra Jet 1400」が0-1/4マイル加速(いわゆる「ゼロヨン」加速)8.27秒を記録し、時速168マイル(時速約270km)に達したと発表した。ドラッグレースは、アメリカでポピュラーなモータースポーツのひとつ。2台の車が1/4マイル(約402m)の直線コースを停止状態から加速してタイムを競うレースだ。

Cobra Jet 1400は、以前fabcross for エンジニアでも紹介した4基の電動モーターを装備した全電動レーシングカー。モーターは800V/700Aで動作し、最高回転数は10000rpm、モーター1基あたりの最高出力は350kWというモンスターマシンだ。Cobra Jet 1400は、目標としていた8秒以内の1/4マイル加速をほぼ達成しており、個別開発試験での最高出力は1502馬力と、目標の1400馬力を越える性能を示した。

Cobra Jet 1400は、2020年9月3日から6日にインディアナポリスで開催されたドラッグレース「Denso Spark Plugs NHRA U.S. Nationals」に登場。「V-8 Mustang Cobra Jet」(V型8気筒5.0リッター、スーパーチャージャー付き)とレースし、ガソリン対電気、V8対EVの対決などとして話題を呼んだ。

関連リンク

ALL-ELECTRIC MUSTANG COBRA JET 1400 PROTOTYPE EXCEEDS TESTING TARGET, MAKES PUBLIC DEBUT AT NHRA U.S. NATIONALS
フォード、1400馬力のドラッグレース用EVを公開――0-400mを8秒以内で駆け抜ける

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