ヘッドホンなしで音楽やゲームを楽しめるデスクトップデバイス――耳元に音波を直接送る技術が生み出す真の3Dオーディオ空間

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Noveto Systems via AP

イスラエルのNoveto Systems(以下、Noveto)は、2020年11月13日、特許取得済み技術である「SoundBeaming」を用いた「SoundBeamer」のデモ機を発表した。SoundBeamingによって超音波を介して耳のすぐ外側に「サウンドポケット」を配置し、3D感覚リスニング体験を生み出す。同社初の消費者向けデバイスとなる「SoundBeamer 1.0」は、2021年12月に発売予定だ。

SoundBeamingは、超音波とビームフォーミングを用いて、リスナーの耳のすぐ外側に音を配置するという技術だ。超音波は、Novetoが開発した独自のDSPアルゴリズムを使用して生成され、カスタム設計のトランスデューサーアレイを介して空中に送り出される。ハードウェアに組み込まれた3Dセンシングモジュールがリスナーの耳の位置をリアルタイムで特定して追跡し、超音波は両耳のすぐ外側で小さなサウンドポケットに収束する。そうして、通常の音波として聞くことができる仕組みだ。頭を動かしても、両耳のそばに配置されたサウンドポケットは追従するという。

SoundBeamingを使用すると、さまざまなソースからのオーディオを、スピーカーやヘッドホンを使用しなくてもプライバシーを守って聞くことができ、音は自分にしか聞こえないので他の人の邪魔をすることもない。ビデオ会議、映画やゲームのほか、自動車を運転中のナビゲーションやフィットネストレーニング中のオーディオを聞く際にも、ヘッドホンが不要で、外界の音を遮断することもない。また、音が耳元に直接送られるため、はるかに感覚的かつ自然に聞くことができ、空間的な3Dサウンドを体験できるという。

SoundBeamerには、スタンドアロンで使えるハードウェア製品とサードパーティ製品向け組み込みソリューションの2つがある。SoundBeamer 1.0は小型のデスクトップユニットで、主にビデオ会議用に設計されているがあらゆるオーディオに使えるとしている。

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