技術の目利きができるエンジニア、「バッテリーの持続性」「OS」重視でスマホを選んでいた

~使用中のスマホ機種は一般層とほぼ同じ。「iPhone」「ARROWS」「HTC」がやや人気に~
――エンジニア200人・非エンジニア200人調査――

ポイント

  • エンジニアのスマホ、「iPhone」「ARROWS」「HTC」利用率が若干高め
  • エンジニアは「バッテリーの持続性」「OS(Android)」にこだわってスマホを選ぶ傾向
  • 「おサイフケータイ」機能や、アプリの対応状況、データ移行のスムーズさも重視
  • エンジニアがiPhoneを選ばなかった理由は「嫌い」「自作アプリを使いたい」

 

調査概要

エンジニアのためのキャリア応援マガジン「fabcross for エンジニア」では、製造業の企業で研究・設計・開発系の業務を任されているエンジニア200人とエンジニアを除いた社会人200人を対象に、「スマートフォンの利用状況」に関するアンケート調査を行いました。

技術に詳しいエンジニアは、スマートフォンや家電などを買うとき、事前に情報収集をして比較・検討した上で、購入する製品を決める人が多いように感じます。一般の人と比べて技術の目利きができるエンジニアは、比較・検討した結果、どんなスマートフォンや家電を購入したのでしょうか。

今回は研究・設計・開発系業務に就くエンジニア200人(エンジニア)とエンジニアを除いた社会人200人(一般)に、現在利用中のスマートフォンのブランド名を質問し、エンジニアに人気のスマートフォンを探ってみました。

 

調査結果サマリー

エンジニアのスマホ、「iPhone」「ARROWS」「HTC」利用率が若干高め

・プライベートで現在利用しているスマートフォン・携帯電話のメーカー名・シリーズ名を尋ねたところ、エンジニアと一般層に大きな違いはなかった。ただ、僅差にはなるものの、エンジニアには「iPhone」「ARROWS」「HTC」といったブランドが人気だった。

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エンジニアは「バッテリーの持続性」「OS(Android)」にこだわってスマホを選ぶ傾向

・スマートフォン・携帯電話を選ぶときに重視するポイント(複数回答可)について、一般層が多く選んだのは「操作性」(33.9%)、「デザイン」(30.1%)、「ブランド」「画面サイズ」(共に29.6%)、「価格の安さ」(29.0%)の順だった。一方、エンジニアでは「操作性」(34.7%)、「ブランド」「画面サイズ」(共に33.2%)、「デザイン」(32.1%)、「バッテリーの持続性」(28.4%)という並びになった。

・スマートフォン・携帯電話を選ぶときの重視ポイントで、一般層とエンジニアで5%以上の差が開いたのは「バッテリーの持続性」(一般:19.9%、エンジニア:28.4%)、「OS(Android)」(一般:11.8%、エンジニア:19.5%)、「価格の安さ」(一般:29.0%、エンジニア:23.2%)の3項目だった。
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「おサイフケータイ」機能や、アプリの対応状況、データ移行のスムーズさも重視

重視するポイントについて、さらに詳しく自由回答形式で聞いてみたところ、エンジニアの回答者からは次のような回答が集まった。

<おサイフケータイ機能は必須>
・おサイフケータイは必須
・お財布携帯が使えること。一度使ってしまうと手放せない
・おサイフ機能、ワンセグ、ナビが使える

<アプリの対応状況/データ移行・連携が大切>
・アプリ入手のしやすさ
・自分の持っている技術でアプリを作れる
・これまでに購入したアプリケーションがそのまま使える
・Macと連携できる
・今までのMacで管理している音楽やデータなどの資産がそのまま使える

 

エンジニアがiPhoneを選ばなかった理由は「嫌い」「自作アプリを使いたい」

また、本調査では「iPhone」以外の機種を使っているエンジニアに、その理由を尋ねてみた。目立った回答は次のとおり。

<アップル/iPhoneが嫌い>
・アップルが嫌いだから
・アップル製品を使う気がしない
・ハード的にiPhoneが優れているとは思えない
・売り方が嫌い。製造業に従事しているが、無料で配ることや、アップルだけが儲かるやり方、販売数量の義務づけなど、おかしいことばかり。また、電池寿命で交換できない(物を大切にしない)のが嫌い
・マッキントッシュシリーズで散々な経験をしているので、アップル社には関わりたくない。 また、技術的に見るべきものがないのに、流行やファッションで選ぶことが軽薄に見え、iPhoneを持つことに非常に抵抗がある

<自分で開発したアプリを使いたい>
・アプリケーションなど自作も入れられる自由度の高さ
・アプリの開発がMACを買わないと出来ないから

 

調査概要

調査方法:ネットリサーチ
期間:2016年7月19日〜21日
対象:全国のメーカーで働く研究・設計・開発系の業務に就くエンジニア200名(男性194名・女性6名)
技術系以外の社会人200名(男性100名・女性100名)

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