Microchip、ノイズ耐性と耐水性に優れるタッチソリューションを備えたMCUを発表

米Microchip Technology(以下Microchip)は2016年12月1日、ペリフェラルタッチコントローラ(PTC)を内蔵したMCU(メモリコントロールユニット)「ATtiny817/816/814」を発表した。これらのMCUに搭載されるPTCについては、耐水性とノイズ耐性をこれまで以上に高めたという。

PTCは小規模で低コストなCIP(コアから独立した周辺モジュール)であり、普通のマイクロコントローラを使って高性能な静電容量式タッチを実装できる。また耐水性に優れ、「START Code Configurator」で簡単に設定可能だ。

このCIPは、CPUによるコード実行または管理なしでタスクの処理が可能。CIPの1つであるPTCを使うと、タッチセンシングを簡単に実装できるため、設計者はそれ以外の回路設計に注力できる。

PTCを使ったタッチソリューションは、優れたノイズ耐性と耐水性を備え、タッチによる復帰を利用した低消費電力動作が可能。IEC 61000−4−6伝導イミュニティは15Vrmsを達成。これにより、家庭用電化製品や自動車市場などの厳しいEMC規格にも容易に適合する。

耐水性を備えたタッチは屋外でも使えるため、応用範囲が広がる。また、先進のスリープおよび復帰機能によって低消費電力での動作が可能で、ウェアラブルなどのバッテリ駆動機器に理想的だ。

ATtiny817/816/814は、Microchipのソフトウェアエコシステムによるサポートが使いやすさを保証。ATtiny817は、START Code ConfiguratorとQTouchファームウェアライブラリでサポートされる。STARTはウェブベースのツールであり、ユーザーが常に最新のタッチライブラリを使えるという利点がある。

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