単純作業を自動化する円筒座標型モジュールの受注を開始――既存設備への後付けに対応 THK

THKは2023年4月5日、単純作業の自動化に最適な円筒座標型モジュール「MLS」の受注を開始した。既存設備へ後付けで設置できるため、簡単かつ迅速に単純作業を自動化できる。

MLSは、伸縮/昇降/旋回の単純機構を組み合わせたボルトオンタイプのモジュール型ロボットで、取り回しに優れている。各モジュールは独立構造で、後付け設置にも対応。従来の多関節ロボットと比べ、柔軟に対応できるため、設置スペースに制限のある場所やクレーン作業を伴う大掛かりな据付工事ができない場所などに導入できる。

シンプルな構成を採用しているため、広い作業領域が確保できる。さらに、筐体が可動領域に残らないという特長も有する。

可動部の基本構造として、伸縮/昇降/旋回の3つの単純機構を組み合わせたシンプルなもの採用しているため、制御方法も簡単で、普段から使い慣れている一般的なPLCで操作できる。ドライバは、主要なFAネットワークに対応する。また、時間のかかるティーチングの工数が削減できることに加え、専門のプログラム言語の学習が必要ない。

配線ケーブルやチューブなどをモジュール化したことで、取り回し性が高く、構造の簡略化/省配線化に優れるため、導入から稼働まで短時間でできる。また、効率的に保守やメンテナンスができる。

関連情報

単純作業の自動化に最適な円筒座標型モジュール「MLS」の受注開始 ~省力化が必要な半自動機の“後付け自動化”を実現~|製品ニュース|製品情報|THKオフィシャルウェブサイト

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