ボルグワーナー、ガソリン車向け可変タービンジオメトリーターボチャージャーを開発

ボルグワーナーは2017年3月9日、ガソリン車に特化した可変タービンジオメトリー(VTG)ターボチャージャーを開発したと発表した。同ターボチャージャーを市場投入することで、クリーンでパワフルな自動車の開発を支援するという。

同社が開発したVTGターボチャージャーは、タービンの上流圧力を制御する堅牢な電動アクチュエータを採用。迅速・正確に案内翼を調節することで、瞬間的な加速と最適な出力を可能にし、低速エンジン回転時にも素早い加速を生み出す。

また、タービンホイールの入り口で流入角と速度を変更することで、S型案内翼がVTGタービンの出力を制御し、非常に低い回転数で熱効率とエンジンの応答性を改善。さらに、先進的なガソリンVTG技術により、卓越した応答性と円滑な動力供給が可能になるとともに、さまざまなカテゴリーの自動車の燃費を改善し、排ガスを削減する。

ボルグワーナー・ターボシステムズのフレデリック・リサルド氏は、「効率と排ガスに対する要求は高まり続けており、当社のガソリンVTG技術には大きな市場ポテンシャルがあると見込んでいます。当社のソリューションを市場に投入してダウンサイジング化とダウンスピーディング化を推進し、お客様が経済的でクリーンかつパワフルな自動車を開発できるよう支援します」とコメントを寄せている。

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