Teslaの家庭用蓄電池「Powerwall」、宮古島の電力安定供給に貢献

米Teslaは2022年8月26日、同社の家庭用蓄電池「Powerwall」を沖縄県宮古島で300台以上設置したと発表した。同社は2021年から同島において、バーチャルパワープラント事業「宮古島VPP」を展開している。

Powerwallは、バッテリー本体とバックアップゲートウェイで構成され、バックアップゲートウェイは、電力の需給状況に応じてバッテリーの充放電を管理する。Powerwallへの給電は、太陽光発電システムと各戸への電力網による。ユーザーは、スマートフォンアプリ「Tesla アプリ」を介してPowerwallの稼働状況を把握し、生活スタイルに応じてカスタマイズできる。

宮古島VPPは、Powerwallを活用して、島内各戸への電力供給を安定化させる。例えば日中、太陽光発電システムによる電力を一旦蓄電し、夜間に使用することができ、一日の中で安価な時間帯に電力網から蓄電し、それを他の時間帯に使用できる。停電を検出すると、家庭内のメイン電源がPowerwallに切り替わるため、台風ほか災害などによる停電時のバックアップ電源としても機能する。

今後の計画は、2022年度末には400台、2023年度末までに600台を、島内に展開するとのこと。2050年には、島内の再生可能エネルギー比率49%の達成を目指す。

関連リンク

Powerwallによるバーチャルパワープラント「宮古島VPP」が日本最大級に。

関連記事

アーカイブ

fabcross
meitec
next
メルマガ登録
ページ上部へ戻る