ベルニクスは2018年5月28日、10nm/7nmプロセス対応で、最大出力350Aまで可能なフルデジタル制御のPOLコンバータ「BDXシリーズ」を発売したと発表した。
同コンバータは、0.5Vからの低電圧および100Aまでの大電流に対応し、外部接続専用モジュール「BDX-S」と組み合わせることで最大350Aの大電流負荷に対応する。PMBus1.3/AVSBus準拠のフルデジタル制御方式で、シリアル通信によって動作中の電圧設定変更も可能だ。
また、出力電圧を維持したまま立ち上がりや立ち下がり時間、シーケンスなどを変更することもできる。
型名はBDX12-1.0S100RMおよびBDX12-1.0S50ROS(後者は前者と並列運転などを行うためのスレーブユニット)。
入力電圧は8.0~14.0V、出力電圧は0.5~1.2V、出力電流は100A(BDX12-1.0S100RM)または50A(BDX12-1.0S50ROS)、入力変動と負荷変動は各0.2%、リップルノイズが20mVppで効率は89%の高効率だ。
サイズは、BDX12-1.0S100RMが32.8×23.0×7.0mm、BDX12-1.0S50ROSが16.5×27.0×3.95mmとなる。