デンマークのSeaborg、 2025年に船舶型原子力発電所の量産化を計画

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デンマークの原子炉会社「Seaborg Technologies」は、同社の小型溶融塩炉(CMSR)が、アメリカ船級協会(ABS)の新技術認定(New Technology Qualification)プロセスの最初のステージを終了した、と発表した。

CMSRは、ウランなどの核燃料物質を高温で溶融した塩(溶融塩)に溶解させた液体燃料炉を小型化したものだ。Seaborgの使う核燃料は、ウランベースのフッ化物燃料塩で、メルトダウン、爆発、放射性ガスの環境への放出、核兵器への転用などの懸念はないという。

SeaborgはCMSRをバージ(重い貨物を運ぶ平底の船で、多くの場合発動機は付いていない)に設置した、船舶型原子力発電所の2025年までの実現を目指している。船舶とすることにより、水上原子力発電所を造船所で量産し、最終目的地まで曳航して送電網に接続することができる。最初の船舶型発電所には2基の原子炉が設置され、200メガワットの電力を供給する。Seaborgは東南アジアなどの成長地域をターゲット市場と捉えている。

Seaborgの共同創設者でCEOのTroels Schönfeldt氏は、「ABSが我々の小型溶融塩炉を評価してくれることをうれしく思う。これは、2025年までに最初の商用パワーバージ(船舶型発電所)を展開するという我々の野心的な目標に向けた重要なマイルストーンだ」と、コメントしている。

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Seaborg Technologies Clears First Classification Milestone for Maritime Deployment of Nuclear Power Barges with ABS Statement

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