- 2022-12-13
- 技術ニュース, 機械系, 海外ニュース
- Faraday Future, FF91, NASA, ニュートラル・ボディ・ポスチャー, フラグシップモデル, ベンチレーションシート, 新規融資, 米国環境保護庁(EPA), 自律走行, 資金調達, 電気自動車
アメリカの電気自動車スタートアップのFARADAY FUTUREは2022年9月26日、最大1億ドル(約145億円)の新規融資に関する最終合意を締結したと発表した。追加の資金調達の可能性の模索や、さらなるコスト削減に向けた取り組みを進めていることも示した。
また、FARADAY FUTUREと筆頭株主のガバナンスの問題について、筆頭株主が取締役会に対する訴訟を取り下げることで合意に達したとも発表。これにより、FARADAY FUTUREは「FF91」の生産に力を注げるようになると述べている。
FF91はFARADAY FUTUREのフラグシップモデルだ。米国環境保護庁(EPA)から381マイル(約613km)のEV走行距離が公式に認定された。1050馬力の推進力により、ゼロから60mpf(約97km/h)までを2.39秒で加速する。
車両にはAIを搭載し、運転中の時間をできるだけ直感的で便利に過ごせるように設計されている。どんなコンテンツを選択したかなど、さまざまな情報を分析することができる。車両に乗り込む前にドライバーを認識して挨拶し、運転するたびに好みを理解していくことも可能で、使えば使うほどFF91はドライバーへの理解を深めるという。
カーインテリアにもこだわり、モダンかつ未来的なラグジュアリー感のある内装となっている。リアシートは、NASAの科学者が「ニュートラル・ボディ・ポスチャー」と呼ぶ、無重力状態で人間が自然にとる姿勢を基に設計。理想的な体重配分が可能となる。さらに、ベンチレーションシートがより快適な座り心地を可能にしている。