高速自動運転レースカーをプログラミングして競う――優勝賞金100万ドルの大学生向けコンテスト用公式カーを発表

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米Energy Systems Network(ESN)は、2021年1月11日、高速自律運転レースカーで競う「Indy Autonomous Challenge(IAC)」で使用される公式レースカーを、オンライン開催された国際見本市「CES2021」で発表した。

世界最大の観客収容能力を誇るスポーツ施設である米インディアナポリス・モーター・スピードウェイ(IMS)をサーキット会場とするIACの主目的は、完全自動運転車両と先進運転支援システム(ADAS)の商用化を加速させ、安全性や性能の向上につなげることだ。IACには、世界11カ国およびアメリカ14州の大学39校から学生チームが参加。次世代のSTEM人材を鼓舞する狙いもある。

IACでは、自動運転車両のコンピューターやセンサーといったハードウェアの開発は求められず、その代わりに高速運転時の制御の正確性や安全性の向上、環境負荷の軽減といった次世代ソフトウェアの開発に焦点が当てられる。

今回発表された公式カーは、「Indy Lights」で公式シャシーとして使用されている伊Dallara製「IL-15」を高速自律運転用に改造したレースカーだ。参加チームは、CPU/GPUやAIアクセラレーションなどが組み込まれたIL-15をプログラムして競うことになる。2021年10月23日開催の本レース(最終ラウンド)までの過程で、性能検証とトレーニングを目的とした4ラウンドを通過する必要がある。

優勝賞金として100万ドル(約1億円)を掲げ注目度が高いIACは、一般の人たちが自動運転技術に触れる機会を増やし、自動運転の可能性に対する理解を促進することも目指している。また、高速走行時に車両を制御しつつ障害物を回避するといったエッジケースでの課題克服は、幅広い条件下での安全性確保に役立つ可能性がある。

関連リンク

THE CHALLENGE-Indy Autonomous Challenge
Ansys Spurs Innovation Through Student Competition for Autonomous Vehicle Technology Design – Indy Autonomous Challenge
THE RACE IS ON-Indy Autonomous Challenge

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