2020年、最も求人が伸びた職種は? 米PayScale調べ

米給与比較サイトPayScaleが、2020年で最も求人が伸びた職種と高収入につながるスキルなどをまとめたレポート「THE HOTTEST JOBS AND TOP PAID SKILLS OF 2020」を発表した。

2020年の労働市場は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けることとなった。PayScale独自のデータによると、最も求人を伸ばしたのは「検診スタッフ」「買い物代行」「自動車整備士」で、成長率はそれぞれ、136%、125%、97%としている。

検診スタッフは拡大するCOVID-19の検査に対応するため、買い物代行は外出規制などで人々が外出を避けたために、求人が増加したようだ。日本でも「密」が避けられるとキャンプ人気が高まったが、その傾向はアメリカでも同様のようで、キャンピングカーやトレーラーのレンタル業が盛んになり、整備士など技術者に多くのビジネスチャンスを与えることになった。

技術分野に着目すると、「クラウドソリューションアーキテクト」や「UXデザイナー」の求人が増えた。リモートワークやEコマースへの対応、DX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するために、企業投資が増えたことが影響しているようだ。

在宅時間が増えたことでネットスーパーや通販の利用が高まり、配送量も急増。物流業界では「物流の運用、管理」を任せられる経験豊富な人材のニーズも増えている。

また、PayScaleは高報酬につながるスキルを調査し、「戦略的スキル」「管理能力」「技術力」が給与に最も大きな影響を与えていると分析した。製造業の場合、支援ツールを使ったソフトウェアテストの自動化や、製造プロセスの分散制御など、高度な技術に対して高収入が期待できる。

専門的なスキルだけでなく、職種の枠にとらわれないスキルを持っていることも大切なようだ。調査では、美術系デザイナーの中でもデータ分析や戦略的マーケティングに強い人の方が高収入だということが分かっている。

COVID-19の感染拡大が今後どうなるのか、ワクチンも含めて不確定要素も多く、2020年の求人トレンドは2021年も続くと予想している。リモートワーク、オンラインショッピング、商品の配送、デジタルエクスペリエンスを向上させる技術に関連するスキルは、引き続き高く評価される可能性があるとしている。

関連リンク

END OF YEAR REPORT: THE HOTTEST JOBS AND TOP PAID SKILLS OF 2020

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