測距レーザーおよび磁気センサーを活用した屋内位置測位技術サービスの追加提供を開始――自立航法の位置情報の累積誤差を補正 Wave Technology

Wave Technologyは2021年3月3日、新たに測距レーザーと磁気センサーを活用した高精度位置測位技術サービスを2021年3月から開始すると発表した。屋内位置測位技術サービスに新たなラインアップとして2方式を加え、2020年10月に開始したAR(拡張現実)を活用した高精度位置測位技術サービスとともに提供する。

同社は、位置測位技術の中で自律航法に注目し、自律航法の課題である位置情報の累積誤差の補正手段として、ARを活用した高精度位置測位技術を用いる方式を提供しているが、今回、測距レーザーまたは磁気センサーの活用によって補正する新たな方式を開発した。

測距レーザー方式では、規則的に開口部を設けたプレートをサインポストと呼ばれる絶対位置を定義したポイントに設置し、移動体側の測距レーザーでプレートまでの距離変化のパターンを検出し、サインポストを特定する。

測距レーザー方式

磁気センサー方式では、磁気テープをサインポストの床面に貼り付け、磁気変化のパターンを移動体側の磁気センサーで検出し、サインポストを特定する。

磁気センサー方式

どちらの方式もサインポストの電源は不要となっており、物流倉庫などへの導入がしやすく、電池交換などメンテナンスの手間がかからない。また、導入コストを抑制しながら、位置測位の環境に合わせた最適な屋内位置測位システムを導入できるという。

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