Hyundai、無人探査用ロボット車両「TIGER」を発表――タイヤと脚でどこでも行ける

韓国の自動車メーカーHyundaiは、遠隔地や困難な地形を乗り越えて進むために、四輪走行も四脚歩行も可能な究極移動手段(UMV)のコンセプトモデル「TIGER」を発表した。

TIGER(Transforming Intelligent Ground Excursion Robot)は、無人で遠隔地や過酷な場所での移動科学探査プラットフォームとして機能するように設計されている。

TIGERは脚を格納した状態では四輪駆動車として走行し、動けなくなった場合やホイール走行できない状況に遭遇すると、歩行機能を使って障害物を乗り越えて進むことができる。到達できない場所には無人航空機(UAV)で運ぶことも考えられている。

TIGERは、Hyundaiが2020年9月に設立を発表した研究開発組織「New Horizons Studio」で開発が行われている。New Horizons Studioの責任者であるJohn Suh博士は、「TIGERのようなビークルとそれを支えるテクノロジーは、我々の想像力を押し広げる機会を与えてくれる。我々は常に、ビークルの設計開発を再考し、輸送とモビリティの未来を再定義する方法を模索している」と、述べている。

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