産業用システム向けのIoT用LTEルーターを販売開始――耐久性に優れ、クラウド経由で保守運用が可能 アムニモ

アムニモは2021年3月23日、産業用システム向けのIoT(モノのインターネット)用LTEルーター「IoTルーター amnimo Rシリーズ AR10」を同日より販売開始すると発表した。価格はオープンプライスとなっている。

同製品は、ギガビットEthernetポートを2ポート備えており、これらを介して顧客の装置と接続できる。

ファームウェアは二重化によるバックアップが行われており、メモリーのエラーに対して強い耐久性を有する。また、工場や工事現場、野外において外部からの電源を供給する際に時折発生する瞬停や大きな電圧降下、ノイズなどへの電源回路の耐性も強く、電源が不安定な環境でも利用できる。さらに、複数のSIMカードを装着できるため、ネットワーク障害を検知した際は速やかに他のSIMカードを使って他キャリアの通信ネットワークに切り替えられる。

また、同社が提供するクラウドサービスのデバイス管理システムと連携し、クラウド経由で保守運用に関するさまざまな作業を行える。例えば、Ethernetケーブルを介して本体をインターネットに接続して電源を入れると、デバイスを自動で設定できる自動初期設定や、フィールドへの設置後のファームウェア更新、設定内容の変更、トラブル解析のためのログ収集、故障交換のためのデータの引継ぎなどがクラウド経由で可能となる。

その他、remot3.itが提供するリモート接続サービスに対応しており、remote.itのクライアントアプリケーションをプレインストールした。同製品とremote.itを組み合わせて使用することで、容易に産業用機器のセキュアな遠隔制御を行える。Ethernet経由の制御に対応した産業機器を接続し、remote.itを立ち上げることで、同じプロトコル、同じアプリケーションのままインターネット経由で制御を実行できる。

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