電動ボートの“Tesla”を目指す――元SpaceXのエンジニアが電動スピードボート「Arc One」を開発

地球環境保護のため船舶のゼロエミッション化が叫ばれる中、元SpaceXのエンジニアが設立したスタートアップ「Arc Boat」は、最高時速40マイル(64.3km)の電動スピードボート「Arc One」の販売を、2021年末までに開始する計画を立てている。

ロサンゼルスを拠点とするArc Boatは、FacebookやTwitterなどへの投資も行ったベンチャーキャピタルAndreessen Horowitzや、CO2削減に貢献する企業への投資を行うLowcarbon Capitalなどの支援を得て、425万ドル(約4億7000万円)のシード資金を調達している。

Arc Oneは、全長24フィート(7.3m)、船幅102インチ(2.6m)のアルミニウム製スピードボート。出力475馬力(354kW)で、最高時速は40マイル(64.3km)。200kWhのバッテリーを搭載し、3~5時間航行することができる。最大乗員数は10人だ。

元ロケットエンジニアの手掛けるArc Oneは、航空宇宙工学に着想を得た最先端手テクノロジーが採用され、斬新な船体設計とカスタムバッテリーパックの組み合わせにより前例のない安定性、航続距離、速度を実現したという。

Arc Oneは現在予約受付中で価格は30万ドル(約3300万円)。Arc BoatはTeslaのアプローチを採用し、最初は高級プロダクトを提供し、次にその資金でより手頃な価格のプロダクトを開発することを計画している。

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ARC ONE – The next generation of boats

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