高硬度材の微細加工用ソリッドボールエンドミル「2KMB」を発売 京セラ

京セラは2021年9月16日、精密部品や金型など高硬度材の微細加工に使用するソリッドボールエンドミル「2KMB」を9月21日から発売すると発表した。

2KMBは同社のソリッドツールの新シリーズ「K-series」の第2弾となる製品で、これまで難しかった合金工具鋼やステンレス系、ハイス系など高硬度材料の微細加工に対応できる。

同社が独自で開発した特殊な2層構造のコーティング「MEGACOAT HARD EX」を採用することで、高靭性で優れた耐チッピング性による安定した加工が可能になり、相反する耐チッピング性と耐摩耗性も高レベルで両立させた。さらに、切れ刃をS字形状にすることによって切れ味が優れ、高品位な仕上げも可能になった。

エンドミルは、工具が回転/移動しながら金属表面に溝やくぼみなどの加工を行う工具で、外周と底部に複数の切れ刃がある。ボールエンドミルは、先端が球状になっていて、R面や球面など、より複雑な三次元曲面の切削加工に用いられる。

2KMBには標準とロングネックの2タイプがあり、標準タイプは15型番あって価格は2950~9720円(税別)。ロングネックタイプは109型番あり、価格は2980~12150円(同)。用途としてプラスチック金型や半導体製造装置金型、LED金型などを想定。年間5億円の売上を目標にしている。

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