神戸製鋼所、GE社向け大型ジェットエンジン用チタン合金シャフトの量産・供給を開始

神戸製鋼所は2017年1月23日、米GE(General Electric)が製造する民間航空機向け大型エンジンに使用されるチタン合金鍛造品(シャフト)の量産・供給を開始したと発表した。

神戸製鋼所は3年前から同チタン合金鍛造品の開発に着手。今回、大型エンジンの共同開発パートナーであるIHIより認定を得て、量産供給を開始した。

GEに納入する予定のチタン合金鍛造品は、航空機用ジェットエンジン向けチタン合金鍛造品としては最大級の大型部品となる。工程設計や品質保証などは神戸製鋼所が担い、鍛造は日本エアロフォージが取り組むという。

日本エアロフォージは2011年1月に、神戸製鋼所と日立金属などとの合弁会社として設立された。世界最大級の5万トン油圧プレスを保有し、航空機向けなどの大型鍛造品の製造を請け負っている。

日本航空機開発協会によると、航空機の世界の運行機数は2015年に約2万800機だったが、2035年には3万8000機に大きく増加する見込み。神戸製鋼所と日本エアロフォージは今後、今回の実績をもとに航空機用ジェットエンジン向けチタン事業の拡大を図っていく方針だ。

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