- 2021-9-27
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- AirVenture 2021, Florian Reuter, Volocopter, Volocopter 2X, ウィットマン空港, エアタクシー, 全電動垂直離着陸(eVTOL), 実験航空機協会(EAA)
ドイツのスタートアップ「Volocopter」は、2021年7月27日、米ウィスコンシン州で開催された実験航空機協会(EAA)主催の航空ショー「AirVenture 2021」に於いて、全電動垂直離着陸(eVTOL)「Volocopter 2X」の公開試験飛行を行った。
Volocopter 2Xは、2人乗りのeVTOL。全高2.15m、全長3.2m(プロペラを除く)、全幅9.15m(プロペラを含む)の機体に18基のローターを備え、最高時速100kmで飛行することができる。飛行時間は27分、航続距離は時速70kmで27kmだ。
Volocopter 2Xは、米国中部標準時午後2時45分にウィットマン空港を離陸、50mまで上昇し最高時速29kmで約4分間の飛行を行った。Volocopter 2Xの最初の有人飛行は2016年4月だが、米国でのeVTOLエアタクシーの有人試験飛行はこれが初めてだという。
Volocopterは、エアタクシーサービスの2~3年以内の開始を目指している。VolocopterのCEO、Florian Reuter氏は、「Volocopterは、米国で最初の公開有人試験飛行を成功裏に終わった。これは業界にとって画期的な出来事であり、我々の商用化が間近に迫っていることを想起させる」と述べている。