東陽テクニカは2021年11月29日、電磁界プローブや小型電波暗箱を用いた簡易的なEMI(ElectroMagnetic Interference)測定向けの簡易版EMI計測ソフトウェア「ES10/LE」を開発し、同日発売したと発表した。
同製品は、ES10シリーズとして放射エミッション計測用「ES10/RE」、伝導エミッション計測用「ES10/CE」、自動車/車載機器向け「ES10/VE」に続く4製品目となる。
ES10/LEは、小型の電波暗箱や電磁界プローブを用いた簡易的なEMI測定に特化。これを簡単かつ迅速に行うため、測定した電磁ノイズを時間ベースで評価できる機能と、異なる2つの測定結果の差分を表示できる機能を搭載している。
時間ベースで評価することで電磁ノイズの発生サイクルを可視化。搭載部品の駆動サイクルと照合すればノイズの発生源を容易に特定できる。また、差分表示機能によってノイズ対策前後の結果を分かりやすく比較できるため、ノイズ対策の効果を簡単に評価できる。
その他、画面のカスタマイズ機能や測定位置を最大10カ所まで登録できる機能を搭載。価格は40万円(税別)。