ウエアラブルデバイス向け新材料を開発――「生体ドライ電極」と「高伸縮性配線材料」 信越化学

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信越化学工業の材料が使われたヘルスパッチ(黒い部分が生体ドライ電極、それらを繋ぐ金色の線が高伸縮性配線)

信越化学工業は2021年12月20日、生体情報取得向けウエアラブルデバイスに適した「生体ドライ電極」と「高伸縮性配線材料」を開発したと発表した。

ウエアラブルデバイスで生体情報を測定する機会が増えている。特に24時間以上、肌に直接装着し生体情報を取得するヘルスパッチの場合、長時間にわたる装着時に不快感があったり、生体信号の取得が不安定になるという課題があった。

今回開発した生体ドライ電極は、生体適合性に優れたシリコーンをベースにしており、肌に馴染みやすくかぶれにくい特性を持つ。髪の毛程度の厚さなので柔軟で装着感も少ない。また、シリコーンの粘着性を最適化することで人の動きに追従し、安定して生体信号を取得できる。さらに、高い耐水性により、従来のジェル電極ではなし得なかった、装着したままの入浴も可能である。

これらの特長を有する生体ドライ電極を用いたヘルスパッチは、オランダのHolst Centreと共同で実施した装着の評価において、1週間に及ぶ連続装着でも安定した生体信号の取得を実現した。

一方、高伸縮性配線材料は、取得した生体信号を信号処理デバイスまで伝送するための配線材料である。装着者の動きに対する追従性が高く、伸縮テストを繰り返しても導電率が保たれる。長時間の装着に耐えうる強度が必要なヘルスパッチの材料として最適である。

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